参考図書紹介」カテゴリーアーカイブ

成年後見制度の本当の目的は財産管理じゃない?専門家が教える真実

成年後見制度と聞くと、財産管理が真っ先に思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?確かに財産管理は重要な要素ですが、この制度の一番の目的は「本人の意思決定支援」にあります。 「本人が可能な限り、意思決定できるよう最大の努力… 続きを読む »

著書『認知症の人の主観に迫る 真のパーソン・センタード・ケア』~メタ認知と社会脳~

「メタ認知」「社会脳」という言葉をきいたことがありますか?認知症ケアにおいて、「メタ認知と社会脳」を理解することは大切です。 メタ認知とは、「認知を認知すること」「(自分が)知っていることを知っている」ことを表します。メ… 続きを読む »

「じぶんとか、ないから」で見つけた、認知症ケアに必要な慈悲の心

密教という、空海(くうかい)の哲学をご存知でしょうか。密教とは、『この「現実世界」をまるごと肯定してしまうもの』また、『「自分」や「世界」というフィクションから抜け出して、「生命の秘密」と一体化しよう』というものです。 … 続きを読む »

『自分とか、ないから』が変えた私の人生観――哲学×認知症ケア

中国の哲学者である、「老子(ろうし)」をご存知でしょうか。老子は「無為自然(むいしぜん)」の生き方を説いた人物です。「無為自然」とは、「ありのままでいい」ということです。 老子の弟分のような存在で「荘子(そうし)」という… 続きを読む »

「ガンになって良かった」私を救った“感謝脳”の力

今日(令和6年12月10日)発売された、『感謝脳』を読みました。この本で語られる「感謝脳」とは、どんな出来事にも「ありがとう」と感謝できる心の在り方を表しています。 私は、今年(令和6年6月)胃ガンを患い、手術をし、胃を… 続きを読む »

「空」で心が軽くなる!『自分とか、ないから』で悩みを手放す

仏教の「空(くう)」を広めた、龍樹という天才的な人物がいます。この「空」によって、仏教はシンプルな教えになり、誰でもだいじょうぶな仏教、「だいじょう仏教」(大乗仏教)が生まれました。 「空」とは何かすべては「幻」。この世… 続きを読む »

認知症と「無我」の哲学を考える――『じぶんとか、ないから』を読んで

ブッダは「本当の自分」に辿り着けなかったそうです。そこで悟ったのは、「無我」→「自分とか、ない」ということです。自分がないのに探していたら、それは苦しいことです。「無我」とは、自分とは、ただの妄想。この世界はすべてつなが… 続きを読む »

『対人支援に活かすネガティブ・ケイパビリティ』で学ぶ、“答えを急がない”支援の本質

個別性の高い、対人援助職。人は合理性だけで行動しません。正しい知識、理論、経験から得た方法論を伝えても、上手くいかないことが多いと思います。予測しがたい環境変化の影響を受ける現状では、蓄積されたデータから導き出された「答… 続きを読む »

『認知症世界の歩き方 実践編』で発見!自分らしく生きる社会の鍵

いまだに、認知症に対する偏見は存在しています。・ルールや慣例のこだわりから、困りごとに対応してもらえない・昔からのイメージ・偏見で「認知症」と一括りにされる・「何もできない」扱いを受ける・疾患や症状の知識がなく、厳しい対… 続きを読む »

常識にとらわれない!パーソン・センタード・ケアで認知症ケアが変わる理由

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言をご存知でしょうか。これは、プロ野球で活躍された、野村克也監督の言葉です。認知症の方へのケアが上手くいった時に、そのケアの方法が正しかったと思いこんでいる可能性… 続きを読む »