ケア日記~自尊心への配慮~

投稿者: | 2023年3月22日

夜勤中のことです。

女性で、夜間は歩行付き添いの方で、認知機能も年相応に維持されている方が、お手洗いに行き、居室に戻った後、すぐにコールが鳴りました(センサーマット使用中)。お部屋に伺うと、着替えをしていました。すぐに居室から出て、着替え終わるタイミングを図って、再びお部屋に伺いました。

「失礼なことを言って申し訳ないのですが、もしパジャマが汚れていたらお洗濯できますが、いかがですか?」とお聞きすると、

「いいです(必要ないです)」

それでもと思い「遠慮なさらなくても大丈夫ですよ」と伝えると

「いいです」とのことでした。

雰囲気や口調から、「これ以上自分の領域に踏み込まないで欲しい」というサインを私なりに受けました。なので、それで退室しました。

私が、男性職員というのも、尚更見られたくない、知られたくないことだったかもしれません。

着替えは自分でできたようですし、日勤の女性職員に洗濯はお願いしようと思い、それ以上触れませんでした。

朝、日勤できた管理者にこのことを報告すると「汚染した衣類がいたんでしまうから、うまく言って、洗濯をするべきだった。シーツが汚れていた場合はシーツ交換もしないのか」とのことでした。

ここで、わたしが「自尊心を傷つけないような配慮だった」と言っても、「だったら自尊心を傷つけないようにうまく言って洗濯をしなさい」と言われるかと思い、それだったらそれも一理あるなと思いました。なので、そこでは特に反論しませんでした。

しかし、なにか府に落ちないのです。衣類がいたむことがそんなに重要なことなのか…確かに自尊心に配慮して上手く話をして洗濯できれば、それはそれでいいのですが…。

ただ、その時に考えた、自尊心を傷つけないような洗濯のお誘いも、うまくいかず、その場で私が感じた、その方の非言語的なメッセージ(これ以上そのことに触れないで欲しい)、適切かどうかは色々な意見があると思いますが、それを考えると、間違った対応ではなかったのではないかと思います。

私が正しいか否かというお話ではなく、色々なケアの方針があるかと思いますが、私としては「自尊心」を大切にしたケアをしていきたいと思っています。そのことは、揺るぎません。

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