認知症と「無我」の哲学を考える――『じぶんとか、ないから』を読んで
ブッダは「本当の自分」に辿り着けなかったそうです。そこで悟ったのは、「無我」→「自分とか、ない」ということです。自分がないのに探していたら、それは苦しいことです。「無我」とは、自分とは、ただの妄想。この世界はすべてつなが… 続きを読む »
ブッダは「本当の自分」に辿り着けなかったそうです。そこで悟ったのは、「無我」→「自分とか、ない」ということです。自分がないのに探していたら、それは苦しいことです。「無我」とは、自分とは、ただの妄想。この世界はすべてつなが… 続きを読む »
いまだに、認知症に対する偏見は存在しています。・ルールや慣例のこだわりから、困りごとに対応してもらえない・昔からのイメージ・偏見で「認知症」と一括りにされる・「何もできない」扱いを受ける・疾患や症状の知識がなく、厳しい対… 続きを読む »
わたしのビジョンは「認知症になっても、その人らしく生きることができる社会を」です。このビジョンに少し疑問を持ち始めました。 私は人の役に立ちたいと思っています。しかし、「社会を変える」ということに違和感を持ち始めたのです… 続きを読む »
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言をご存知でしょうか。これは、プロ野球で活躍された、野村克也監督の言葉です。認知症の方へのケアが上手くいった時に、そのケアの方法が正しかったと思いこんでいる可能性… 続きを読む »
嗜銀顆粒性認知症(しぎんかりゅうせいにんちしょう)をご存知でしょうか。認知症のスクリーニングテスト(特定の病気や異常の早期発見を目的に、多くの人を簡易に検査する方法)である、長谷川式簡易知能評価スケール(HDS)を作成し… 続きを読む »
共感の大切さ認知症の方の感情に共感することで、お互いに笑顔が生まれる。それが、私の幸せの時間となっています。 強く心に残っているエピソードがあります。重度の認知症の佐藤さんのサービス担当者会議でのことです。会議の最後に、… 続きを読む »
リフレーミングという言葉をご存知でしょうか。物事の枠組み(フレーム)を変えることで、別の捉え方をすることを意味します。 例えば、コップに入っている水をみて、「半分しか水が入っていない」、と思うか「半分も水が入っている」と… 続きを読む »
「インペアメント(Impairment)」は、機能や能力の低下、または障害のことをいいます。具体的には、身体的、精神的、あるいは認知的な機能が、通常のレベルに達していない状態のことです。たとえば、視覚のインペアメントは視… 続きを読む »
物忘れがよくなることがあります。「偽性認知症」という症状をご存知でしょうか?実際には知能低下がないにもかかわらず、あたかも認知症であるような症状です。 偽性認知症の症状・軽度の記憶障害・精神的に不安定になる・言動がまとま… 続きを読む »
認知症をポジティブに捉えようという考え方が広まりつつあります。ポジティブ心理学的でいう※ウェルビーイングは、「心身ともに充実したよりよい状態」と定義されています。 認知症のポジティブケアの実践で大切なのは、二面性に気付く… 続きを読む »