ご家族から、「抗精神病薬の処方があったので試したい。」とご希望が、ありました。
抗精神病薬を使用することで、利用者さんの「入浴のお断り」や、「帰りたくなる気持ち」を抑えられないかを、試したいとのことです。
試すことは、了承しました。
しかし、薬でご本人を鎮静させて、入浴をしていただいたり、帰りたい気持ちを抑えたり…できれば、そういった対応はしたくない旨、お話しました。
主治医の先生からの話だと、「奥様が疲れている状況だから、薬で抑制するしかない」と説明があったそうです。
ご家族が大変な思いをしているのもわかります。なので、私もご家族様の負担軽減も考えながら、支援していかなくてはなりません。
しかし、「本人を薬で抑制する」ということが、どうしても許せなかったです。
認知症のに方に抗精神病薬を処方する時のガイドラインあります。
※以下、chat GTPより
認知症において抗精神病薬の使用については、以下のようなガイドラインがあります。
- 抗精神病薬は認知症に対する主要な治療法ではない
- 認知症に対して抗精神病薬を使用する場合、選択的で個別化されたアプローチが必要である
- 抗精神病薬は、行動や精神症状が重度で、非薬物療法が不十分である場合に検討される
- 抗精神病薬の使用は、可能な限り短期間に留め、定期的に評価し、必要に応じて適宜調整することが必要である
- 認知症の高齢者に抗精神病薬を使用する場合、特に高齢者に多い副作用や薬物相互作用に注意する必要がある。
また、抗精神病薬の使用に伴うリスクについても注意が必要であり、個人的な状況に応じた判断が必要です。以上のガイドラインを踏まえ、医師や薬剤師と相談しながら適切な治療法を選択することが大切です。
このようなものがあるくらい、抗精神病薬の使用は、慎重にならなければと思います。
こういった私の考え方を、ご家族にお話するのも、価値観を押し付けているかもしれません。
皆さんのご意見ありましたら、お聞きしたいです。宜しくお願い致します。