「できるだけ在宅での生活を送りたい」と、お考えの方、ご家族様は多いと思います。
最期まで在宅で生活を送ることができるケースもあるかと思いますが、
「在宅生活の限界点」というものがあり、次の生活場所を考えなくてはならない時がきます。
私も、在宅生活を諦めたくありませんが、限界点というものがあることは事実です。
目次
①何をもって「在宅生活の限界点」というのか
②対策
①何をもって「在宅生活の限界点」というのか
・独居で24時間常時介護が必要な状態ではないか
例えば、自分で排泄行為、処理ができるか。
→便失禁しても自分で対処できない。失禁しても着替える等の判断ができない。
・最低限の生活の質が保たれているか
例えば、自宅内の衛生が比較的保たれている。
→特段きれいである必要はないですが、床が便や尿で汚染されている。ゴミから虫がわいている。
・家族の協力が得られない
→家族が遠方に住んでいて、中々家に来れない。同居家族がいるが、老々世帯、家族が障害を持っているなど、介護が難しい状況にある。
以上のような状況、特に独居で24時間常時介護が必要な状況となれば、「在宅生活の限界点」の可能性が高いです。
②対策
まず、限界点に達する前に、本人、家族と話し合いの場を設けて、意向を確認しておく必要があります。そして、多くの場合、次の生活の場が施設になるかと思います。本人にあった施設を探し、複数の施設に申し込みだけでもしておくと、慌てずに済むかと思います。限界点に達する前に、行動しておくことが必要です。