ご家庭で、もしかしたら認知症かもしれない!もしくは、対応に困っているがどうしたらいいかわからない!
そういった時、まずは市区町村の地域包括支援センターへ相談に行きましょう。その場で解決できないような場合等に、認知症初期支援チームというものがあり、受診に繋げて下さったりします。
目次
①認知症初期支援チームとは?
②対象になる方
③認知症初期支援チームの構成員
④支援の流れ
①認知症初期支援チームとは?
認知症初期支援チームは、全市区町村にあります。認知症の早期対応、認知症が悪化して困っている、重度化しているが対応に苦慮している、ご本人、ご家族への支援をします。
「初期」とありますが、認知症の初期という意味ではなく、初めての介入、もしくは支援が中断していて、また生活に困っている方への支援です。
②対象になる方
40歳以上で在宅生活をしている
ご本人が、認知症もしくはその疑いがある
介護保険サービスを使っていない、もしくは中断している
BPSDの対応に苦慮している。
※BPSDに関しては、過去のブログに書いてあります👇
受診に繋げられない
介護者の認知症の知識が希薄
などです。これが全てではありません。
③認知症初期支援チームの構成員
認知症サポート医(医師)
社会福祉士
看護師
作業療法士
薬剤師
などです。各市区町村によって違います。
④支援の流れ
1まずは、ご本人、ご家族に支援に入っていいかの承諾を取ります。(関係者からの相談の場合)
2訪問し、※アセスメント(客観的評価、分析、生活歴の把握等)をとります。
※アセスメントツールの例
・DASC:認知機能とIADLの評価
・DBD:BPSDの重さの評価
・Zarit:家族の負担度の評価(支援の前後で負担が減ったかの判断ができます)
3認知症初期支援チームでの会議
4支援の実施
5再び、認知症初期支援チームでの会議
6ケアマネジャー等への引継ぎ→終了
困ったら、遠慮なく市区町村へ問い合わせするといいかと思います。
介護事業者の方も、相談してよいかと思います。