認知症をもつ人の、良い状態と良くない状態。一見問題行動に見えても、ご本人が目的意図を持って取り組んでいることであれば、良い状態である場合が多々ある。その判断のためにも、生活歴などを把握する必要がある。
ケアワーカー等の職員が、「問題行動」として捉えて、ケアするのは、ご本人を管理していることになる。これをオールドカルチャーという。
かかわりを持つ上で想像力と創造力を持って考えてケアができるか、または、良質なクオリティオブケアがなされるかがカギとなる。そして、それは誰にでもできる訳ではない。認知症をもつ人を一人の「人」として捉えて、かかわろうとすることができる人間性が必要になってくる。
パーソンセンタードケアの「パーソン」とは、認知症をもつ人に限らず、スタッフ、事務員、掃除をしてくださる人全員を指す。認知症をもつ人に関わる全ての人によって、ケアの質が向上する。
参考書籍 表面的なパーソンセンタードケアの知識を深めてくれる本です。その考え方に、驚きの連続でした。認知症をもつ人に関わる方、必携の書籍だと思います。↓こちらで購入できます。