最近、認知機能低下が著しく、話しかけても反応が薄い方がいらっしゃいます。
昼食作りになると、
「何かできる事ない?」
と言って下さり、一緒に調理をします。
段取りがわからなくなってきた時には(遂行機能障害)、さりげなくアシストします。
際立って難しくなってきたのは、
お皿洗いです。
以前は丁寧に食器を洗って下さいましたが、それが難しくなっています。しかし、さりげない声かけで、行うことは可能です。食洗機もあるし、完璧に洗えなくていいんです。
しっかりと出来ないことがあった時に、もっと簡単な事をしていただくのは、避けた方が良いと考えています。
何故なら、そのことによって自信を失い、意欲も低下して、認知機能も低下する恐れがあります。
利用者さんに完璧を求めず、援助者のアシストで、出来ることがあれば取り組んでいただくことが大切です。
利用者さんの目的意識を大切に(自分らしさ)、共にあること、携わること、結びつき、くつろぎ
そう言った、心理的ニーズを満たして、安心感を持って、過ごして頂けたらと思います。
冒頭の方も、
「お皿が洗えなければもっと簡単な仕事」
とは考えず、どうアシストしたらできるのかを考えていく事が、認知症ケアで求められることの一つだと思います。
参考図書 ブログでよく出てきた「アシスト」という表現をこの本で学びました。様々な事例に合わせて解説されており、とても読みやすく、ケアで困った時に読んでもいいかと思います。