自宅で、家族で介護されている。もしくは、お一人で介護されている方いらっしゃいますか?
いつ終わるかわからない介護。辛くはないでしょうか?
自分の力だけで介護をしていると、いつか、介護されている方が、潰れてしまう恐れもあります。そこで、プロの力を借りましょう!
①介護保険の利用申請をしましょう!
市町村役場に地域包括支援センターが設置されています。相談すると、これからの流れや、どういったサービスがあるか等説明してくれます。
②介護保険認定調査
申請すると、まずは、「認定調査」を受けます。お身体の状態や心の状態、認知機能の状態などを、聞き取りします。実際に身体を動かしていただいたりもします。
③判定
認定調査の情報と主治医意見書の一部をコンピューターに入力すると一次判定が出ます。
一次判定が出たら、介護認定審査会で専門家が、一次判定の結果と主治医意見書を元に、判定を行います。介護度(介護の手間がどのくらいかかっているかによって決まります)は要支援1,2 要介護1,2,3,4,5の順に状態が重いと判断されます。要介護度によって、サービスを受けることができる量が決まります。その量を超えると、サービスの料金が10割負担になります。通常は1割負担で、所得に応じて、2割負担、3割負担になることもあります。
2割負担の条件
本人の合計所得金額が160万~220万円で、下記のいずれかに該当する人。
- 単身者で、年金収入とその他の合計所得金額が280万円以上
- 2人以上の世帯で、年金収入とその他の合計所得金額が346万円以上
3割負担の条件
本人の合計所得金額が220万円以上で、下記のいずれかに該当する人。
- 単身者で、年金収入とその他の合計所得金額が340万円以上
- 2人以上の世帯で、年金収入とその他の合計所得金額が463万円以上
認定がされるまでに、約1か月かかります。
しかし、介護保険は、申請した日からサービスは使えます!暫定の介護度で利用できます。
注意点※介護度によって決まるサービスの量を超えて、サービスを利用してしまうと自費分(10割負担)が出てしまいます。地域包括支援センターである程度の見立てしてもらうか、認定調査を終えて見立てをするかして、サービスを利用した方が良いかと思います。
④利用開始
利用開始前に、介護支援専門員(ケアマネジャー)に※ケアプランを立ててもらう必要があります。
※ご本人、ご家族にどんな意向や課題があり、どんな目標で、そのためにどんなサービスが必要か、ざっくりそんなことが書かれています
ケアプランをもとに、ご本人、ご家族、サービス事業者、民生委員さん等が集まり「担当者会議」を行い、利用開始となります。
なお、ケアマネジャーは、地域包括支援センターで紹介してもらうことが出来ます。
⑤最後に
介護を、一人で抱え込んで、心身ともに疲れてしまう。また、お仕事を辞めようか考えている等、悩んでらっしゃる方が多いと思います。その前にまず相談してみてください。自分の時間ができたり、会社を辞めずに済んだりすると思います。ご家族様にも人生を謳歌する権利はあります。
私は、ご本人様のサポートをしています。しかし、ご家族様の負担を軽減できるようにとも考えて支援に当たっています。
このブログに困りごとを投稿して頂いても大丈夫です。
宜しくお願いします。