認知症の方と一緒に生きる幸せ。共感と尊重で生まれる笑顔

投稿者: | 2024年11月6日

共感の大切さ
認知症の方の感情に共感することで、お互いに笑顔が生まれる。それが、私の幸せの時間となっています。

強く心に残っているエピソードがあります。重度の認知症の佐藤さんのサービス担当者会議でのことです。
会議の最後に、利用者の方に一言をお願いすると、「ポンコツな私ですがよろしくお願いします。」とおっしゃって下さいました。
この言葉を聴いて、改めて、「認知症を持っていても、何も分からない訳じゃない。日々不安等を抱えながらも生活を送っている」と思い、認知症の方の力になりたいと、強く思うようになりました。

認知症の方と共にあることの幸せ。認知症の方の力になりたい。この二つが、認知症ケアをするにあたって、重要なモチベーションとなっています。

役割を持つことの意義
認知症の方に役割を持って頂くことが大切だと思っています。
役割を持つという利他行為は、認知症の有無に関わらず、自分らしく生きる術だと思っています。

パーソンフッドの尊重
認知症の方、ご家族様、介護職員の方、看護師の方、管理栄養士の方等々、すべての人のパーソンフッド(どんな状況でも尊厳と価値を持つ存在として尊重されること)が保障されることが、認知症ケアに必要であると思います。

今後の目標
今まで積み上げてきた経験を活かして、認知症の方もそうでない人も、尊重される環境づくりに貢献していきたいと思います。

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