イライラがスッと消える!介護現場で今日からできる心のセルフケア術

投稿者: | 2025年4月15日

介護現場での人間関係において、ついイライラしてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
それが、利用者さんへのケアに影響を及ぼす可能性もあります。

そんな時にどうしたら、心穏やかに認知症介護をすることができるでしょうか

一次感情に気付く

一次感情とは、潜在意識の中にある、怒り、悲しみ、喜び、恐怖、驚き、嫌悪などです。
二次感情は、顕在意識として、一次感情を要因として外に現れる感情です。

イライラという感情の裏には、自分でも気づいていない一次感情が隠れていることがあります。
たとえば、
プライベートで怒りを覚えるような体験をしているとします。
そうすると、介護現場の人間関係で、普段イライラしないことでも、その「怒り」が要因となって、二次感情として「イライラ」が顕在意識として表れます。

まずは、イライラした時に、一次感情は何か気付くこと。そして、気付いたら、その感情を認めることです。

意味づけ


相手から言われた言葉に、ネガティブな意味づけをしないことで、自分をご機嫌にすることができます。
人は、相手から言われた言葉に対して、ネガティブな意味づけをしてしまい、機嫌が悪くなることがあります。そうやって、「反応」することで「イライラ」するのです。
言葉は、そのままの「事実」として受け取ることが大切です。意味づけによって感情が揺さぶられることがあるからです。
まずは、自分が意味づけしていないかに気づくことです。

課題の分離

相手が怒っていたりしても、安易に「自分が悪い」と思わないことで、ストレス回避ができます。相手の課題なのか、自分の課題なのかを分けることで、自分を責めることが少なくなります。
たとえば
相手の機嫌が悪い時。「自分は何か悪いことをしたのだろうか」と考えない。
なぜかと言えば、相手の機嫌は相手の問題(課題)だからです。そこで、機嫌を取ろうと頑張るとさらにストレスになり、エネルギーを消費してしまいます。
自分の非が明らかであるならば、素直に謝ればいいのです。そして、それでその問題は終わりにしましょう。反省が必要な時があるかもしれませんが、それ以上に、自分を責める必要はありません。

まとめ

・一次感情に気づくこと
・意味づけに気をつけること
・課題の分離を意識すること

これらで、自分の感情を保つことに意識をしてみると、仕事のパフォーマンスも上がります。
また、仕事だけでなく、家庭でも心穏やかに過ごすことができる一助になります。