「病気になってよかった」と言えるまでに、私が流した涙の数。

投稿者: | 2025年5月2日

症状を和らげる薬。薬は、一時的に、身体や心の苦しみを軽くしてくれるかもしれません。
しかし、その人の生きづらさの解決の糸口を見出すものではないのではないでしょうか。

この生きづらい世の中で、病とともに生きていくことが、最良の回復への道ではないかと思います。

しかし、その回復への道は辛く険しいものです。
受容したと思えば、「なぜ自分が…」と「否認」に戻る。
心からこの病になって良かった。この障がいをもってよかった。そう思っても、辛い現実とのギャップに苦しみます。

私は、メンタル疾患、胃癌を経験しています。今も闘病中です。
この障がいと病とともに生きていかなければなりません。
薬も飲んでいます。
でも、本質的に自分の生きづらさを受け容れて生きていくためには、この社会に、人に揉まれ、また、出会いに救われながら、「人間的回復」をしていく必要があるのだと思います。

忘れてはならないのは、一人ではないということです。