夜勤の日
「何か苦しい」
「どうされました?」
「なんか変なの」
「何が変なんですか?」
「人生。そんなこと考えても仕方ないけど・・考えちゃう」
「わかっていても考えてしまいますよね。睡眠がとても大事で気持ちも落ち着きますよ」
「ありがとう」
しばらくして、お部屋から「大事だよね。大事だよね。」と聞こえるので再び訪室
「どうされました?」
「睡眠が大事なのよね?」
「そうですね。ゆっくり休みましょう」
その後は朝まで眠っていらっしゃいました。
見当識障害があったり、記憶障害、理解力の低下などがあれば、不安になるのも容易に想像できると思います。だからこそ、寄り添って、その不安に共感してケアをしていきたいと思っています。