認知症の定義を改めて勉強。
アメリカの精神障害の診断基準であるICD-11。認知症というと、物忘れ(記憶障害)を思い浮かべる方が、多いかと思います。
しかし、それ一つだけで「認知症」とはいえません。それ以外に、遂行機能障害、注意機能の障害、視覚または視空間認知能力の障害などの、障害を併せ持っているということが、必要です。
さらに、それによって「日常生活に支障をきたしている」ことで、認知症と言えます。
認知症は,世界中の死因の7位で、WHOでは10大死因とされています。
2000年から2019年で、認知症を死因としている方が約3倍になっています。
日本ではここ20年で、認知症を死因としている方は25倍になっています。これは、単に認知症の方が亡くなることが多くなった訳ではありません。「認知症が死因になる」ということの理解が進んだと言えるのではないかと思います。