認知症ケアにあたり、概念の一つとして、DFCというものがあります。
DFCとは、「Dementia Friendly Community 」の略です。
そのまま和訳すると、「認知症に優しい地域」という意味になるかと思います。
しかし、そうなると、「優しくしてあげる」と、語へいが生まれるかもしれません。
何か「してあげる」訳ではありません。
認知症の方が、その人らしく生活できるようなコミュニティを、当事者本人含め、住民全体で作っていくことが必要です。
例え認知症を患ったとしても、地域住民の一人です。当たり前と思うかもしれません。
しかし、「認知症=何もかも分からなくなった人」というような、偏見があるように感じています。
「認知症」に対する偏見をなくし、正しい理解を得ていただけるような、啓発活動が必要であると思います。
しかし、認知症の方だけでなく、何かしらの不自由さを抱えた方も、地域にはいらっしゃるし、「だれもがその人らしく暮らせる地域づくり」が必要です。
まだまだ微力ですが、わたしは、そのために活動していきたいと思っています。