ユマニチュードとは

投稿者: | 2023年6月29日

ユマニチュードとは、その人の「人間らしさ」を尊重し続ける状況

ユマニチュードの理念は絆です。

ケアをするとき、援助者と利用者の中心にあるのは絆です。

私がいてあなたがいる。

そして、あなたがいて私がいる。

お互いが尊重し合うことで「絆」を作ることができます。

ユマニチュードの4つの柱

「見る」、「話す」、「触れる」、「話す」

「見る」

必ず利用者さんの目を見る。(円背であれば、下からのぞく)

食事介助では、利用者さんにぐっと近づく。食べ物は利用者さんが見えるようにスプーンなどの高さを目線に合わせる。

「あなたはここに存在します」というメッセージになります。

「話す」

自分の行っているケアを言葉にして伝える。

反応のない利用者さんにも、声をかける。

「あなたはここにいますよ」というメッセージとなる。

「触れる」

ポジティブな姿勢で触れる。

指を開いて手のひら全体で触れる

安心感が生まれます

「立つ」

立つことの意味:こどものころ、立つことができた時周りの人たちに褒められたという、ポジティブで誇りに満ちた感情記憶があります。立つことによって「あなたも私も、同じ人間であるという意識が生まれます。

まとめ

目を合わせて、利用者さんに触れながら、話をする。そして「立つこと」を取り入れる。

それは

「私はあなたのことを知りたい」「私はあなたのことを大切に思っている」というメッセージを伝えることで、安心感を与えることができると感じています。

そして「立つ」という行為が、尊厳の保持に繋がるのではないでしょうか。

ご自身の事業所でも、「目をあわせて話す」という基本を今一度見直して、実践してみてはいかがでしょうか?

ユマニチュードとは」への2件のフィードバック

  1. 鷺谷公平

    ユマニチュード
    改めて、人と関わる上で大切な部分を学びますね!

    特に
    目を合わす=存在承認

    恐らく
    話す、触れる、立つ
    これらは
    目を合わすことで成り立っているんですね💡

    そう考えると
    福祉のコミュニケーションスキルって
    人生で関わる全ての人に活用できますよね!

    深い👍

    返信
    1. サブ 投稿作成者

      コメントありがとうございます。福祉の法律で、「尊厳の保持」とよく目にしますが、その実践方法を表しているかのように思います。そして、おっしゃる通り、福祉のコミュニケーションスキルに留まらない技法だと思います。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です