不全感を抱える心に、最初に届けたいのは「あなたは大切です」ということ

認知症の方が、何かしらの行動をした時に、「どうしてそうしようと思ったのか」と理由を聞くことがあります。しかし、理由を聞くということは、実はその方を苦しめているかもしれません。理由を聞いて、正していくというプロセスは、どこ… 続きを読む »

人を変えようとする前に、問題の“置き場所”を変えてみよう。

その人自身と、その人が抱えている問題を同一のものとせずに、その人の話をじっくり聴くこと。そうすることで、その人と一緒に問題を考えていくことができます。これが、どんな支援にも一番大事な土台です。 「人と問題を分ける」メタな… 続きを読む »

すべての人の尊厳を守るために 〜パーソンセンタードケアとパーソンフッドを見つめ直す〜

認知症ケアをされている方は、パーソンセンタードケア(以後PCC)をご存知の方が多いかと思います。改めて、パーソンセンタードケアについて、考えてみたいと思います。 PCCとは何かという問いに一言で説明するのは難しく、提唱者… 続きを読む »

病気じゃなくて“人”として見てほしい──心の苦しさと向き合う私たちへ。

『べてるの家』という活動をご存知でしょうか? 心の病や生きづらさを抱える方たちが、共に悩みを語り合いながら、当事者自身が“自分の研究”を行う、ユニークな共同体です。そして、べてるの家では、「苦労を取り戻す」という理念を掲… 続きを読む »

脳・心・社会がつながる。認知症は“人として”捉える病

統合失調症のこれまでの変遷と、認知症のこれからの変遷が似たように感じます。 統合失調症は、・社会的スティグマの解消のために「精神分裂病」から「統合失調症」へ病名を変更👉認知症も誤った認知症観を変えるため「痴呆症」から「認… 続きを読む »

ケアマネジャーとして働く私が、あえて肩書を外す理由

ケアする人は「職業人になりきった職業をまっとうできないという矛盾」がある。そして、ケアとは「そういう深い矛盾をはらんだ仕事である」と、哲学者である鷲田清一さんはおっしゃっています。 職業人になりきると、対象者との間に線が… 続きを読む »

対話が変える未来。“心の声”の聴き方

介護や医療の現場で使われる「アセスメント」という専門用語があります。とくに、介護で使われる「アセスメント」の意味は、「利用者がなにを求めているのか正しく知ること、そしてそれが生活全般のなかのどのような状況から生じているか… 続きを読む »

神保町で出会った“光の芸術”。無藤トゥモローさんのステンドグラスが教えてくれた大切なこと。

私の大切な仲間である、無藤トゥモローさんが、夢であったステンドグラスの個展を開催しているということで、神保町まで行ってきました。 ステンドグラスは、無藤さんの人柄を表すような、優しいデザインでした。ガラスをよく見ると、ガ… 続きを読む »

あなたの“聴く力”が、認知症の方の心を守ります。

「リフレクティング」という言葉をご存知でしょうか。 「リフレクティング」とは、相手の話を聞き、内容や感情を整理して伝え返すことで、相手の自己理解や気付きを促す技法です。 認知症の方とお話する時に、この「リフレクティング」… 続きを読む »

自分の機嫌は自分でとる!そのためには「意味づけしない勇気」が必要だった

私は、すぐに不機嫌になります。「自分の機嫌は自分でとる」ということが、ずっと課題でした。 人は、何に対しても意味を付けたがります。しかも、ネガティブな意味付けをしてしまいます。その結果、不機嫌になります。 たとえば、「雨… 続きを読む »