早期発見早期寄り添いが大切な理由

「認知症は早期発見・早期治療が大切」とよく言われますが、それ以上に大切なのは“早期に心に寄り添うこと”です。
診断を受ける前に、ご本人の不安に寄り添うことで、安心感が生まれ、それが進行を緩やかにする力にもなります。
“安心”という感情記憶は、薬よりも大きな効果をもたらすことがあります。
だからこそ私は、“早期発見・早期寄り添い”を大切にしたいと思っています。

心の中に、対人希求という輝きがある

かつて、私は人が苦手でした。
どうしたら好かれるか、どうしたら嫌われないかばかり考えていました。
小規模多機能型居宅介護での認知症の方と出会いから、
「この世の人は皆、一人の人であって、それ以上でもそれ以下でもない」
という私なりの哲学が生まれました。
認知症でも、病気や障がいがあっても、あくまでも一人の人としてかかわりたい。
自分らしく生きることが心を軽くし、人を好きになる力をくれます。

嬉しい時には素直に喜びます😊~「対話」がもたらす心のしなやかさ~

「対話」がもたらす心のしなやかさ。
生きづらさや心の苦しみはゼロにはならないかもしれません。しかし、対話を重ねて自分の考えや哲学を深めることで、人生の軸が太くなります。

それは、竹のように倒れても立ち上がり、稲のように踏まれても元に戻れる、心のしなやかさへと繋がります。

Give&Takeの本質は、能動的であるということ

誰かのために行動することで、自分自身が笑顔やエネルギー、幸福感、心の平穏を得られる。
たとえ動機が利己的であっても、利他的な行動が結果的に自分を満たす。
行動の出発点は“未来”。
理想の未来を思い描くことで、今を動かす力が生まれる。