偏見を超えた友達の一言が教えてくれた、誰もが尊重される社会の在り方

投稿者: | 2024年11月25日

若年性認知症認知症になった方の息子さんのエピソードです。

母親から、「私認知症になったよ」と告白される。
でも、息子さんは「認知症になってもいいじゃん」と答えてくれた。
しかし、認知症のことを知らずに答えたことだった。
それから、認知症に関して調べてみた。逆に偏見を持ってしまい、友達に話すことができなかった。

ある時、思い切って、友達に母親が認知症になったことを告げた。
友達の反応は、「で?」「別にいいじゃん」
それだけだった。

現代は、情報に溢れ、何が正しい情報かもわからない。
間違った情報を見て、偏見を持ってしまうこともある。
その人を責めるつもりはない。

友達の「で?」「別にいいじゃん」
この言葉は、私が思い描く、認知症になっても暮らしやすい社会を表しているように思う。
認知症の有無に関わらず、一人ひとりが尊重される社会。「認知症だから」「障がい者だから」そんなバイアス(特定の見方や考え方に偏りが生じること)から、インクルーシブ(すべての人を排除せず受け入れること)な考えを持つことが大切である。

私は障害者だが、不幸だとは思わない。
今年ガンになったが、不幸だとは思わない。
障害を持つ、病気になる=不幸 ではない。

バイアスを外して世の中を見ることができたら、幸せに気づくことができると思っている。

「多様性」にも注目が集まっている。人それぞれの違いを価値あるものとして、受け容れ、活かしていく。

インクルーシブにしても、多様性にしても、一人ひとりが尊重されることが求められる。
しかし、その人を全て理解することはできない。でも、理解することは諦めないことが大切だと思う。「答えがわからない場所に留まる。」そんな力もこれからは必要になってくる。


だからこそ、私は正しい情報を発信していく。
困りごとの解決になるような、セミナーや講師も行っていく。
「心を救う」本を出す。
一生かけて取り組んでいく。


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