今日(令和6年12月10日)発売された、『感謝脳』を読みました。
この本で語られる「感謝脳」とは、どんな出来事にも「ありがとう」と感謝できる心の在り方を表しています。
私は、今年(令和6年6月)胃ガンを患い、手術をし、胃を半分切除しました。手術後も、抗がん剤の副作用で、毎日吐き気と闘いながら、生活しています。
しかし、ガンになって良かったと思っています。
今まで、周りの意見に左右されながら生きてきました。
それでも、最後に選択したのは自分です。それなのに、他責思考で捉えていました。
ガンの手術を終え、退院してきてから、思考が変わりました。
妻と2匹の愛犬と散歩をしていた時に、
「ああ、自分は生きているんだ。しかも、妻がいて、愛犬が2匹もいる。自然の中を散歩できて、心が癒される。これ以上ない幸せだな。」
と心の底から想い、涙しました。
今まで当たり前だと思っていたことに、感謝するようになったのです。
そして、感謝の気持ちと同時に、『自分の人生の「今この瞬間」を精一杯生きる」ことの大切さに気付きました。
この気付きから、人生が好転し始めました。
私は、今まで認知症の啓発活動として、情報発信をしてきました。
いずれは、認知症セミナーの開催、出版、講演活動をしていきたいと考えていました。
しかし、「いずれ」ではなく、何の準備もないままに、認知症セミナーを開催を予定に入れ、集客を開始。開催日までになんとか準備ができて、2名の方が参加してくださいました。
この経験を皮切りに、新しいチャンスが次々と舞い込んできました。
・某会社、2社で認知症専任講師が決まる。
・出版コンペで、編集者さんの手が上がり、今打ち合わせ中。
・起業するにあったって、コンサルタントの方との出会いがあり、起業準備も進行中。
・最低限の生活のために、仕事を探しにハローワークに行くと、その日に自分の希望通りの求人が見つかる。しかも、面接をして、その場で仕事が決まる。
ガンが発覚して、入院、手術、退院してからの方が、エネルギーに満ち溢れています。
この本の一節に、
『病気とは、「究極の逆境」』
『「病気にすら感謝できる」というのが、まさに感謝脳』
と書かれています。
私は、それを身を持って知ったのではないかと思います。
これからも「感謝脳」であり続けるために、人、モノ、自然、仕事、食、身体、すべてのことに「ありがとう」を伝えていきたいと思います。
そんな、大切な気付きを教えてくれる、心温まる本でした。
「感謝脳」 著者 樺沢紫苑 田代政貴
出版社 飛鳥新社