今日、初めてお会いした柚子(ゆず)さん(仮名)との会話。
私「『支援』って言葉、好きじゃないんですよね」
柚子さん「私もそう思います。『人』ですよね」
柚子さんは、意識して私に共感しようとしたり、寄り添おうとして言っている訳ではないということは、感覚的にわかった気がした。
それが、まさに「支援の前に『人と人との営み』である」ということを、言葉を超えて表しているように思う。
何か専門職になる時に、専門性を学ぶ。
自然と専門性を発揮することに注意を注ぐようになる。
でも、私は、専門性は横に置いておきたい。
専門性を学ぶことは必要。
でも、学んだ上で、『人と人』としてかかわる時、その鎧はとても重いものになる。
重さを感じるのは、自分も相手も同じ。
だから、私はあくまでも、鎧を脱いで、『人』とかかわりたい。
お互いの心が軽くなるから。
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