ケアマネジャーとして働く私が、あえて肩書を外す理由

ケアする人は「職業人になりきった職業をまっとうできないという矛盾」がある。そして、ケアとは「そういう深い矛盾をはらんだ仕事である」と、哲学者である鷲田清一さんはおっしゃっています。 職業人になりきると、対象者との間に線が… 続きを読む »

対話が変える未来。“心の声”の聴き方

介護や医療の現場で使われる「アセスメント」という専門用語があります。とくに、介護で使われる「アセスメント」の意味は、「利用者がなにを求めているのか正しく知ること、そしてそれが生活全般のなかのどのような状況から生じているか… 続きを読む »

神保町で出会った“光の芸術”。無藤トゥモローさんのステンドグラスが教えてくれた大切なこと。

私の大切な仲間である、無藤トゥモローさんが、夢であったステンドグラスの個展を開催しているということで、神保町まで行ってきました。 ステンドグラスは、無藤さんの人柄を表すような、優しいデザインでした。ガラスをよく見ると、ガ… 続きを読む »

あなたの“聴く力”が、認知症の方の心を守ります。

「リフレクティング」という言葉をご存知でしょうか。 「リフレクティング」とは、相手の話を聞き、内容や感情を整理して伝え返すことで、相手の自己理解や気付きを促す技法です。 認知症の方とお話する時に、この「リフレクティング」… 続きを読む »

自分の機嫌は自分でとる!そのためには「意味づけしない勇気」が必要だった

私は、すぐに不機嫌になります。「自分の機嫌は自分でとる」ということが、ずっと課題でした。 人は、何に対しても意味を付けたがります。しかも、ネガティブな意味付けをしてしまいます。その結果、不機嫌になります。 たとえば、「雨… 続きを読む »

“良性の声”が増えれば心が救われる。あなたにもできること

統合失調症の方の幻聴は、ローカルカルチャー(地域に根付いた独自の文化)の影響を受けるという※論文があります。 競争社会という文化をもった地域では、否定的な内容の幻聴が多く、共同性のある地域では、肯定的な内容の幻聴が多い。… 続きを読む »

認知症の人と心をつなぐ話の聞き方

認知症をもつ方とお話しているときに、事実ではないと思うような内容の時があります。その時、その方は「ウソ」をついているのでしょうか? それとも、ただ妄想の内容を話しているのでしょうか? 私はそうではないと思います。たとえ事… 続きを読む »

本質を見抜く力が人生を左右する!「読解力」を鍛える必読書

文章の専門家である山口拓朗さんの新刊『読解力は最強の知性である』(SBクリエイティブ)を拝読しました。 この著書は、読解力を身につけることによって得られるベネフィットが書かれています。たとえば、・物事の本質を瞬時に捉える… 続きを読む »

「その常識、手放しませんか?」認知症ケアに活かす“アンラーン”の力

日本の哲学者である、鶴見俊輔さんの「アンラーン(unlearn)」という考え方をご存知でしょうか。 「アンラーン」とは、これまでの知識や価値観を意識的に手放し、新しい視点で物事を捉え直すことをいいます。教育や社会の中で形… 続きを読む »

執着を手放し、”認めて任せる”生き方へシフトする方法

ソーシャルワーカーであり、北海道医療大学の名誉教授である、向谷地生良さんの本の一節に、「生きているなかで、こだわったり囚われたりする段階から、認めて任せるという次元に到達することがあります」という言葉があります。 この言… 続きを読む »