認知症ケア」タグアーカイブ

生きづらさの正体は「対話の欠如」かもしれない。オープンダイアローグが必要な理由

私は、大学時代(20年以上前)精神保健福祉を専攻していました。その時、「幻覚妄想の話は聞いてはいけない」「肯定も否定もせず受け流すように」と教えられてきました。 しかし今、そういった考え方が変わろうとしています。「病的で… 続きを読む »

「ケアする人・される人」ではなく、「ケア・シェアラー」になろう!

認知症になるとすべてのことを記憶できなくなるわけではありません。最後まで残る記憶。それは、「感情記憶」です。 認知症は、大脳皮質の機能が障害されて、記憶を保てなくなります。しかし、様々な記憶が一度にできなくなるわけではあ… 続きを読む »

なぜ人は立つのか?ユマニチュードが示す“歩くこと”の本当の意味

みなさん、ユマニチュードをご存知でしょうか。ユマニチュードとは、「見る・話す・触れる・立つ」の4つの要素を通じて、認知症の人との尊厳を守りながらコミュニケーションを深めるケア技法です。 4つの要素の一つである「立つ」。な… 続きを読む »

「もう限界…」認知症介護で燃え尽きる前に知ってほしいこと

パーソンセンタードケアをご存知でしょうか。パーソンセンタードケアとは、認知症の方も、その周囲の人も「その人らしさ」を尊重されるケアの考え方です。 この、パーソンセンタードケアは、トム・キットウッド(Tom Kitwood… 続きを読む »

認知症介護で「心をすり減らさない」ために

認知症介護は、「認知症を持つ方ご本人が主体」というように、語られることが多いように感じます。しかし、わたしはそうは思いません。認知症にかかわる人すべての人の、心の安寧(あんねい)がもたらせられなければならないと思っていま… 続きを読む »

「相対化」を活かして、心穏やかに認知症介護をするコツ

認知症介護をしていると、「こうすべき」「こうあるべき」と思うことが多くなり、知らず知らずのうちにストレスを感じることがあります。そんなときに役立つ考え方が「相対化」です。 相対化とは、「これが唯一の正解」と思っていたもの… 続きを読む »

あなたはもう十分頑張っています。無理しない認知症ケアのヒント

800年前、中世ヨーロッパのカトリック修道院で行われていたのは「奉仕」です。それが、ケアの「本質」でした。その名残が今もあると感じます。 日本では、「自分の人生を犠牲にしてでも仕事をして、誰かのために生きる」ということが… 続きを読む »

認知症になっても安心して暮らすために、今できること

「認知症になったらどうしよう」と不安になっていませんか?今すでに、認知症介護で困っていませんか? 認知症介護は突然始まります。しかし、事前に認知症についての知識を得ていることで、介護が始まっても慌てることなく、冷静な判断… 続きを読む »

著書『認知症の人の主観に迫る 真のパーソン・センタード・ケア』~メタ認知と社会脳~

「メタ認知」「社会脳」という言葉をきいたことがありますか?認知症ケアにおいて、「メタ認知と社会脳」を理解することは大切です。 メタ認知とは、「認知を認知すること」「(自分が)知っていることを知っている」ことを表します。メ… 続きを読む »

「じぶんとか、ないから」で見つけた、認知症ケアに必要な慈悲の心

密教という、空海(くうかい)の哲学をご存知でしょうか。密教とは、『この「現実世界」をまるごと肯定してしまうもの』また、『「自分」や「世界」というフィクションから抜け出して、「生命の秘密」と一体化しよう』というものです。 … 続きを読む »