「創痍」と「対話」――パーソンセンタードケアの原点へ 「創痍」とは、癒えない痛みではなく、 “まだ世界とつながりたい”という証。 「対話」とは、相手を変えるためではなく、 相手の世界を見に行く行為。 怒りには怒りで、悲しみには悲しみで寄り添う。 それが、嘘のない共感。 パーソンセンタードケアの原点は、 “認知症の人のため”ではなく、 “すべての人の尊厳を守ること”にある。 支援とは「助けること」ではなく、 「互いの創痍に寄り添い合うこと」。 目に見えない共感というグルーオンが、 人と人とを再びつなぎ合わせていく。
🌌 共感というグルーオン ― 創痍をつなぐ見えない力 人と人を結びつける見えない力。 それは「共感」という名のグルーオン。 認知症ケアで感じること―― 涙は「壊れていく姿」ではなく、 “再び生きようとする力”の現れ。 創痍(そうい)を抱えることは、弱さではなく、 「まだ世界とつながっている」という証。 共感は、やさしさではなく“感情に寄り添う力”。 今日もまた、心の奥の小さな宇宙で、 静かに「対話」を続けていこう🌙