ブログ」カテゴリーアーカイブ

あなたのせいじゃない。「外在化」で家族も自分も救われる介護法

「外在化」という考え方をご存知でしょうか。外在化とは、本人が抱える不安や混乱、感情、問題を「自分自身の一部」として捉えるのではなく、外に出して扱う方法を指します。 心理学では特に、ナラティヴセラピー(物語療法)で使われる… 続きを読む »

障がいがあっても、認知症になっても、人は幸せに生きられる。

生きづらさと「ホモ・パティエンス」 生きていく中で、どの選択をしても「生きづらさ」を伴うと思います。 たとえば、年収1000万円でも経済的に苦しい家庭はあります。しかし、年収が少なくても、経済的に困ることなく生活している… 続きを読む »

「認知症=できない」じゃない。可能性を引き出す伴走型支援とは?

「伴走型支援」という支援スタイルをご存知でしょうか。伴走型支援とは、対象者のペースや状況に応じて共に考え、解決策を模索しながら、進めていく支援スタイルのことです。 対象の方が、上手く人とコミュニケーションが取れなかったり… 続きを読む »

ひとりで抱え込まないで。認知症介護に必要な“対話”と“分かち合い”

「信念対立」という言葉をご存知でしょうか。「信念対立」とは、お互いの信念(価値観など)を譲ることなく、対立状態を指します。 この状態だと、「対立」している状況を解決することが難しくなります。さらには、相手のアイデンティテ… 続きを読む »

不全感を抱える心に、最初に届けたいのは「あなたは大切です」ということ

認知症の方が、何かしらの行動をした時に、「どうしてそうしようと思ったのか」と理由を聞くことがあります。しかし、理由を聞くということは、実はその方を苦しめているかもしれません。理由を聞いて、正していくというプロセスは、どこ… 続きを読む »

人を変えようとする前に、問題の“置き場所”を変えてみよう。

その人自身と、その人が抱えている問題を同一のものとせずに、その人の話をじっくり聴くこと。そうすることで、その人と一緒に問題を考えていくことができます。これが、どんな支援にも一番大事な土台です。 「人と問題を分ける」メタな… 続きを読む »

すべての人の尊厳を守るために 〜パーソンセンタードケアとパーソンフッドを見つめ直す〜

認知症ケアをされている方は、パーソンセンタードケア(以後PCC)をご存知の方が多いかと思います。改めて、パーソンセンタードケアについて、考えてみたいと思います。 PCCとは何かという問いに一言で説明するのは難しく、提唱者… 続きを読む »

病気じゃなくて“人”として見てほしい──心の苦しさと向き合う私たちへ。

『べてるの家』という活動をご存知でしょうか? 心の病や生きづらさを抱える方たちが、共に悩みを語り合いながら、当事者自身が“自分の研究”を行う、ユニークな共同体です。そして、べてるの家では、「苦労を取り戻す」という理念を掲… 続きを読む »

脳・心・社会がつながる。認知症は“人として”捉える病

統合失調症のこれまでの変遷と、認知症のこれからの変遷が似たように感じます。 統合失調症は、・社会的スティグマの解消のために「精神分裂病」から「統合失調症」へ病名を変更👉認知症も誤った認知症観を変えるため「痴呆症」から「認… 続きを読む »

ケアマネジャーとして働く私が、あえて肩書を外す理由

ケアする人は「職業人になりきった職業をまっとうできないという矛盾」がある。そして、ケアとは「そういう深い矛盾をはらんだ仕事である」と、哲学者である鷲田清一さんはおっしゃっています。 職業人になりきると、対象者との間に線が… 続きを読む »