右臀部（お尻）に大きな褥瘡ができてしまった方がいらっしゃいます。
ご自宅のマットレスは、自動体位交換（自分で、寝返りをうてないかたのために、マットレスが自動で体位を変えてくれるマットレス）のものです。しかし、人間の手で、体位交換に勝るものはありません。
そこで、今まで通い（デイサービスのようなもの）を毎日利用していましたが、次の受診まで（1週間ほど）私どもの施設に宿泊して頂き、夜間2時間おきの体位交換実施しました。
また、朝食はいつも、ウィダーインゼリーだけでした。しっかり朝食も食べていただき、栄養面でも支援を強化しました。
初めての夜勤が私でしたが、どうしても褥瘡部を、下にして寝ることが難しく、ご本人もその必要性がわからず、体位交換はしないものの、除圧できることを調べまくって、その晩は対応しました。
施設にも、一番程度のいいマットレスに変更しました。すると、スムーズに体位交換できるようになりました。
そして、お恥ずかしい話です。福祉用具専門相談員の方より、エアマット＋電気毛布が、最悪の組み合わせで、電気毛布の電熱線が、皮膚を圧迫させてしまい、褥瘡になってしまうとのことです。その最悪の組み合わせをしてしまっていたのです。
このように対応を変えてから、少しだけ改善されてきたように思います。
ご本人には大変辛い思いをさせてしまいました。本当に申し訳ありません。
今後のケアに活かしていきます。