認知症介護は、「認知症を持つ方ご本人が主体」というように、語られることが多いように感じます。
しかし、わたしはそうは思いません。
認知症にかかわる人すべての人の、心の安寧(あんねい)がもたらせられなければならないと思っています。
ご家族様は毎日ご本人の介護をされ(介護保険サービスを利用するかもしれませんが)、その精神的負担は大きなものです。
介護のために仕事を辞める方もいらっしゃいます。
自分の人生を犠牲にして、介護されている方もいらっしゃいます。
そうならないためには、どうしたらいいのか。
まず取り組まなければならないのは、世の中の「認知症観(認知症に対する考え方)」を変えることです。
誤った認知症観が、絶望を生む
「認知症」という言葉は、広まってきているように感じます。
しかし、誤った「認知症観」はまだまだ根強いと思います。
たとえば、
「認知症になったら何もできなくなる」
「認知症になったら何もわからなくなる」
「認知症になったら人生終わり」
このような「認知症観」によって、様々な弊害をもたらします。
まず、認知症と診断を受けた方は、このような認知症観を持っていたら、絶望してしまうと思います。ご家族も、同じく絶望してしまうのではないでしょうか。
残念ながら、介護職の方でも、同じような認知症観を持っている方がいることは事実です。
そして、誤ったケアにつながり、ご本人の症状も悪化していきます。
認知症になっても「できること」はたくさんある
MCI(軽度認知障害)は、可逆性のものなので、もとの認知機能に戻ることができます。
初期の認知症の方であれば、できることは沢山あります。
認知症の症状が進んでも、適切にケアすることで、その人らしく生きることは可能です。
自分に起こっている異変にも気付いてらっしゃいます。
認知症と診断を受けてからも、楽しく自分らしく生活されている方もいます。
とはいえ、認知症介護が「楽」な訳ではありません。
様々な試行錯誤をしながら、介護をする必要があります。
それでも、心穏やかに介護をするコツがあります。
まずは、正しい認知症観を持つことです。
そして、正しい知識を持つことです。
ただ、それだけでは介護する方は疲弊してしまいます。
介護する上での、「心の持ち方」を知ることで、心が軽くなり、余裕も生まれてきます。
そこで、
「心穏やかに認知症介護をするコツ」というテーマで、セミナーを開催します。
日時:令和7年3月11日 午前10時~午前11時
ご都合合わなければ、別日でも開催するので、申し込みフォームに都合の良い日を記入してください。可能な限り対応させていただきます。
内容は
1、答えを急がない勇気を持つ
2、「認知症介護」は、認知症の方だけが対象ではない
3、自分の価値観を守ることが、最良のケア(介護)になる
このタイトルだけではよくわからないかもしれません。セミナーでわかりやすく説明いたします。
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どうぞよろしくお願いいたします😊