自身の診断に揺れ、考え続けたどり着いた、統合失調症の本質——主体性の喪失という視点 統合失調症の本質は、 認知の歪みそのものではなく、 「自分が自分として世界に関わっている」という 主体性の喪失にあるのではないか。
パラダイムシフトとは?——創痍がミクロとして生み、セルフバリデーションがマクロへと統合する 世界の見え方は、 私たちが抱える“創痍”によって形づくられている。 痛みや喪失、裏切りや孤独—— それらはすべてミクロ(内側)のレンズとなり、 人・世界・自分の価値を歪ませてしまう。 だから人生が変わる瞬間とは、 外側を変えることではなく、 創痍に触れ、 その痛みを感じ切り、 自分らしさを取り戻したときに起きる。 これが本当のパラダイムシフト。 ミクロ(内側)が変われば、 マクロ(現実)は静かに書き換わる。 世界はいつだって、 あなたの内側から始まっている。
「創痍」と「対話」――パーソンセンタードケアの原点へ 「創痍」とは、癒えない痛みではなく、 “まだ世界とつながりたい”という証。 「対話」とは、相手を変えるためではなく、 相手の世界を見に行く行為。 怒りには怒りで、悲しみには悲しみで寄り添う。 それが、嘘のない共感。 パーソンセンタードケアの原点は、 “認知症の人のため”ではなく、 “すべての人の尊厳を守ること”にある。 支援とは「助けること」ではなく、 「互いの創痍に寄り添い合うこと」。 目に見えない共感というグルーオンが、 人と人とを再びつなぎ合わせていく。
🌌 共感というグルーオン ― 創痍をつなぐ見えない力 人と人を結びつける見えない力。 それは「共感」という名のグルーオン。 認知症ケアで感じること―― 涙は「壊れていく姿」ではなく、 “再び生きようとする力”の現れ。 創痍(そうい)を抱えることは、弱さではなく、 「まだ世界とつながっている」という証。 共感は、やさしさではなく“感情に寄り添う力”。 今日もまた、心の奥の小さな宇宙で、 静かに「対話」を続けていこう🌙