認知症ケア~強み(ストレングス)~

投稿者: | 2023年5月19日

認知症という診断を受けると、その瞬間から、周りが、その方が「何も分からない人」という認識をもってしまいがちだと思います。

・外を一人で歩くと帰ってこれなくなるから、一人で外出させない

・何を言っても理解できないだろう

・何か伝えてもすぐ忘れてしまうだろう

確かに病気が進行すれば、

・外出して帰ってこれなくなる、

・理解力が低下する、

・短期記憶の保持が難しくなる

これらのことは起きるかもしれません。

しかし、認知症という診断を受けた瞬間、それらのことを心配して、今まだできることを奪ってしまうと、

・自信の喪失、

・精神的落ち込み、

を引き起こす可能性があります。

できないことに目を向けるのではなく、できることに目を向けることが大切です。

ご本人の「強み」(ストレングス)に着目して、それを活かした生活を送ることが、

薬よりも効果的ではないかと思います。

例えば、台拭きができるという「強み」をもっていれば、その仕事をお願いする。

そのあと感謝の言葉をご本人に掛ける。

「強み」を活かして、さらにそれが他者貢献に繫がると、オキシトシンという幸せホルモンも出ます。

承認欲求も満たすことができると思います。

そして、生き生きとしているご本人をみると、こちらも嬉しい気持ちになるのではないかと思います。

それは、わたしの認知症ケアのやりがいでもあります。

ご本人のためでもあるし、ご家族始め、援助者も、

みんなが嬉しい気持ちになれたら、とても幸せな時間になると思います。

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