今さら聞けない!なぜ介護保険ができたのか!

投稿者: | 2023年6月11日

2000年に創設された介護保険。その創設の背景には何があったのか!

結論!

若い世代の人口減少と、高齢化が進み

「社会全体で高齢者を支える仕組み」

が必要になったからです。

変遷

1980年代から、デイサービスやホームヘルパー、施設等のサービスはありました。

しかし、

当時は介護は家でするもの

高齢者人口も今よりすくなかった(現在の半分以下)

社会的問題として捉えていなかった

1990年辺りから、

若い人口の減少

高齢者人口の増加

介護の負担感増

介護を担うのは女性(特に主婦の方)という考え方で社会進出が阻まれる

介護は社会が担うべき

介護保険法制度創設

財源の確保

すべて税金だけではまかなえない!そこで…

・40歳以上の保険料(65歳以上23%、40歳から64歳27%)→50%

・税金(市町村12.5%、都道府県12.5%、国25%)→50%

介護保険を利用できるのは、40歳以上。つまり、介護保険を利用できる人だけが保険料を支払います。

第一号被保険者→65歳以上 第二号被保険者→医療保険に加入しており、特定疾病(ブログ下部に載せておきます)を抱えるか方

※介護が必要になった時に支給されるのは、「お金」ではありません。介護保険のサービスという、

いわゆる現物給付です。

申請主義

自宅での介護が必要になった

自宅で介護していたが大変

生活での困りごとがあるがどうしていいかわからない

など、困りごとがあれば、地域包括支援センターに相談しましょう。介護保険の申請や、困りごとの相談にのってくれます。

介護は突然必要になります。また、放っておくと介護保険サービスの介入も、難しくなっていく場合もあります。自分で抱え込まず、すぐに相談しましょう!

第2号被保険者の特定疾病

  1. 筋委縮性側索硬化症
  2. 後縦靱帯骨化症
  3. 骨折を伴う骨粗鬆症
  4. 多系統委縮症(旧シャイ・ドレーガー症候群)
  5. 初老期における認知症
  6. 脊髄小脳変性症
  7. 脊柱管狭窄症
  8. 早老症
  9. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症
  10. 脳血管疾患
  11. パーキンソン病関連疾患
  12. 閉塞性動脈硬化症
  13. 関節リウマチ(旧慢性関節リウマチ)
  14. 慢性閉塞性肺疾患
  15. 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
  16. 末期のがん
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