心の中に、対人希求という輝きがある

投稿者: | 2025年8月4日

人生における、
ほとんどの悩みが「対人関係」だと、
聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

しかし、
それでもなお、
人とかかわる仕事に喜びを感じている方も多いと思います。

人間は、
人と人との間で生きています。

その関係性の間に、
喜び、
悲しみ、
苦しみ、
怒り
楽しさ、
そんな感情を抱くのではないかと思います。

だから、
人間関係で悩みます。

だから、
人間関係で心が喜びます。

わたしは、
かつて人が苦手でした。

だからこそ、
対人希求性があると思い、
対人援助職に就きました。

ソーシャルワーカーとして病院で勤め、
介護現場での業務や、
ケアマネジャーとしても働いていました。

いつも頭の中には、
誰かが自分の悪口を言っているのではないか。
あの人は自分のことが嫌いなのではないか。
どうやったらあの人の機嫌をとれるか。
どうしたらみんなから好かれるか。

そんなことばかり考えていました。

しかし、
小規模多機能型居宅介護で、
ケアマネジャーとして働くことがきっかけで、
その考えが一変しました。

小規模多機能型居宅介護を利用される方のほとんどが、
認知症をもっている方です。

当初は、正直にお話しすると、
「認知症の人は何もわからない人」
と思っていました。

そんな思考を変えた研修がありました。

小規模多機能型居宅介護でケアマネジャー業務を行うためには、
認知症介護実践者研修を受講しなければなりません。

そこで初めて、
認知症の正しい知識を学びました。

その時から、
「認知症をもつ方がどんな苦しみを抱いているのか」
を想像するようになりました。

自分なりに勉強をしていくうちに、
「認知症の有無にかかわらず、この世の人は皆、一人の人であること」
そして、
「それ以上でもそれ以下でもない」
という自分なりの哲学にたどり着きました。

同じ考えの方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、
わたしにとって、
それが一番のコア(核)になっています。

認知症であっても、
病気を患っていても、
障がいがあっても、
「あくまでも一人の人との営みとしてかかわりたい」

そして、
その姿勢を持ち続けながら、
「心に苦しみを抱えている方の力になりたい」
そんなビジョンを持ちました。

そのために、
社会が最も保証しなければならないのは、
「自分らしく、自分の人生を生きることができる」
ということです。

自分らしく生きることが、心を軽くするからです。
自分らしく、自分の人生を生きることを選択したときに、
自分のビジョンを持つことができます。
そしてそれが、「自信」につながります。

私自身、
これまでの様々な底つき体験を経て、
ビジョンを持つことができました。

そして、
「自分」という強い体幹が、
心のしなやかさを生んで、
「人が苦手」という意識がなくなりました。

むしろ、
人が好きになり、
対人希求性は高まりました。

人は、
人生の中で、
苦しい経験をたくさんします。

しかし、
その経験が、
自分の人間力を磨きます。

それは、
人間関係を円滑にすることにもつながります。

「どんな価値観も間違いではない」
という価値観に出会うことができるからです。


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