40代〜50代は、人生の中でも大きな転換期です。
ホルモンバランスの変化。
家庭や仕事での役割の変化。
将来への不安や、これまでの人生の振り返り。
こうした要素が重なり、更年期における心の不調は、
「更年期障害」「不安感」「気分の落ち込み」などとして現れるのです。
これは、決して特別なことではありません。
とても辛い状況ではありますが、
心身の自然な反応です。
身体の変化と、こころはつながっている
更年期に起こる不調は、
単なる「気持ちの問題」ではありません。
ホルモンの変動によって、
- 情緒が不安定になる
- 不安感が強くなる
- イライラしやすくなる
- 眠れなくなる
といった、こころの「揺れ」が生じます。
この「揺れ」は、
👉 こころの不調は、身体からのメッセージ
とも言えます。
「我慢すること」が、しんどさを長引かせる
多くの方が、この時期に、
このように考えているように感じます。
- こんなことで弱音を吐いてはいけない
- 家族のために頑張らなければならない
- まだ自分は大丈夫
そして、気づかないうちに
「我慢」を積み重ねていきます。
しかし、我慢は解決ではありません。
ただ、この我慢を否定したいわけではありません。
むしろ、承認していくものだと考えています。
きっと、この我慢は、
真面目さや、責任感、頑張ろうとする意欲…
そんな「強み」でもあると思います。
そんな自分に「許可」を出すことが、
我慢が「苦しいもの」という意味付けを変えます。
それが、
我慢から自分を解放する第一歩になります。
この承認のプロセスを踏まずに、自分を変えようとすることは、
とても苦しいことです。
我慢の中にある
感じきれなかった感情は、
形を変えて、こころに残り続けます。
不安は焦りに。
悲しみは無気力に。
怒りは自己否定に。
「整える」よりも、「感じきる」
一般的には、
- 前向きに考えましょう
- 気持ちを整理しましょう
といったアドバイスが多く見られます。
もちろん、それが助けになることもあります。
しかし、
私の「対話」に対する考え方は、少し違います。
👉 無理に整える必要はありません
まず必要なのは、
👉 そのまま感じること
です。
- しんどいなら、しんどいまま
- 不安なら、不安のまま
- 言葉にならなくてもいい
そのしんどさや不安、言葉にならない感情を否定せずに、
承認する。
これが「セルフバリデーション」という、
自己承認ケアの土台です。
認知症の方との関わりから見えてくること
私は、認知症ケアの現場で、
多くの方と関わってきました。
認知症をもつ方は、
記憶や理解が難しくなることがあります。
しかし、
👉 感情は、最後まで残り続けます
そして何より、
👉 人生の中で感じきれなかった不安や孤独は、行動として表現される。
だからこそ現場では、
自分の正しさや、常識的な判断ではなく
その方と同じフェーズの感情で寄り添うこと
がその方の感情を昇華させます。
これは、更年期のこころにも同じことが言える
認知症をもつ方に必要な関わりは、
実は私たち自身にも当てはまります。
- 正しさで理解しようとしない
- 解決を目的にせずに、感情に寄り添う
👉 こころは、納得ではなく「嘘のない共感」で落ち着いていきます。
「誰も悪くない」という視点
更年期のしんどさの中で、
- 自分が弱いからだ
- 家族の理解がないからだ
- 環境が悪いからだ
と、原因を探してしまうことがあります。
さらには、
そのように考えている自分を責めて、
しんどさに拍車がかかることもあります。
でも、あなたは何も悪くありません。
そして、
👉 誰かが悪いわけでもありません
身体の変化も、環境の変化も、
すべてが重なって起きていることです。
👉 「誰も悪くない」
この視点に立てたとき、
少しだけ、こころに余白が生まれます。
最後に
更年期の不調は、
「乗り越えるもの」ではなく、
「通過していくもの」です。
そしてその過程で、
👉 自分との関係を見つめ直す時間でもあります。
無理に強くならなくていい。
無理に前向きにならなくていい。
そして、
しんどい感情を変えなくていい。
「私は悲しい」
「私はイライラしている」
「私は不安だ」
このように、
感情と、それに付随するストーリー(物語)を切り離して、
感じきる。
この感情に浸る時間が、
自分を大切にする時間になります。
自分を愛する時間になります。
そして、
少しずつ、こころの器を満たしていくことができます。
それでも、
そのしんどさを、一人で抱えることは
とても苦しいことです。
そのしんどさを、「対話」を重ねることで、
軽くすることができます。
- うまく話す必要はありません
- 整った言葉も必要ありません
👉 ありのままの状態で話をしていただく
そのために、
あなたを否定することのない、
安心感を大切にしています。
対話を通して、
- 感情をそのまま感じること
- 自分の状態に気づくこと
- ありのままの自分に許可を出すこと
を一緒に行っていきます。
こころ日和のカウンセリングでは、
対面だけではなく、
オンラインカウンセリングでも、
安心して、ありのままを話せる場所を用意しています。
今抱えている、その我慢を、
一緒にほどいてみませんか?
まずは、
カウンセリングを体験していただけたらと思います。
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自分を責めてしまう苦しさについては、こちらの記事でも触れています。
「誰も悪くない」という視点や、セルフバリデーションについては、こちらの記事でも詳しく書いています。
